2025年11月20日の記事

稲作イベント2025
  • ー稲作イベント2025

  • 杉浦:「S風の森☆☆杉浦/西地区」に使われる特別栽培米・秋津穂を生産する棚田一帯を、杉浦農園では「秋津穂の里」と呼んでいます。秋津穂の里では、油長酒造の協力を得て、毎年稲作イベントが行われています。今年で9年目を迎え、今では、田植え・草取り・収穫にそれぞれ100名を超える援農者が集まります。今年も大変な酷暑でしたが、夏場の草取り時期に、西地区だけでなく南地区の水田にも、毎日のように酒販店や消費者の皆様が草取りに訪れて、汗をかきながらもワイワイ楽しく作業をしてくれました。そしてこの経験を持ち帰り、随所でお伝えいただいていることにいつも感謝します。

稲作イベント2025-2
  • 杉浦:特別栽培米・秋津穂は、刈草に米糠や酒粕を加えて作った堆肥、地元畜産業からの発酵鶏糞や豚糞堆肥などで栽培しています。その肥料の投入量は慣行栽培と比べてかなり低レベルですが、一方で、こうした肥料の少ない環境下では、稲の根と共生して稲に養分を供給する微生物が増えます。目に見えない微生物の存在が、農薬化学肥料を使用しない稲作を支えています。

稲作イベント2025-3
  • ー葛城山麓醸造所と酒販店との連携

  • 杉浦:葛城山麓醸造所(通称、山麓蔵)のある集落では、杉浦農園の他に3名の秋津穂生産者が栽培をスタートさせました(仲間が増えて、とても嬉しいです!)。そこで早速、今春、秋津穂の生産者とともに種籾の温湯(おんとう)消毒を実施しました。種籾の消毒を農薬ではなくお湯で行うことで、減農薬栽培が可能になります。この共同作業は、昨年この地に設立された「NPO法人さとやまから」の事業として行われ、温湯消毒機の購入には、油長酒造が設立した里山基金を活用させていただきました。このように山麓蔵とNPOができたことによって、集落を巻き込んだ取り組みが誕生したことは、里山再生にとって大きな前進です。

葛城山麓醸造所と酒販店との連携
  • 杉浦:また、今年も山麓蔵の蔵人の方々が、田植え、草取り、土手の草刈りなど、特別栽培米・秋津穂の栽培全般の援農を申し出てくれました。山麓蔵はこの集落の「里山を100年先につなぐ」ことを掲げており、酒蔵と農家の共生によって棚田や里山農業の存続を目指し、農閑期には農家も酒造りに参加したり、蔵人も実際の稲作を知る努力をされています。農薬化学肥料を使用しない稲作は、慣行栽培と比べて多くの労力がかかります。蔵人からの援農は、農家にとって大変心強いです。

葛城山麓醸造所と酒販店との連携2
  • ー中川所長(山麓蔵)から一言

  • 中川:この夏、私たちは特別栽培米・秋津穂の栽培をお手伝いする中で、地区ごとの違いや、農家さんそれぞれの栽培方法を学ばせていただきました。その経験を通して、農法や土地条件の差が、最終的に秋津穂そのものの個性につながっていくことを実感しました。そしてその個性は、出来上がる「S風の森」の味わいにも直結していると確信しています。こうして得た学びを今後の「S風の森」にしっかりと反映できるよう、現在、醸造に励んでいます。

神事の実施
  • ー神事の実施

  • 杉浦:初めての試みとして、稲作イベントの前日に葛城山麓醸造所のテラスをお借りして、収穫感謝の儀と奉納能を行いました。神事は地元御所の葛城御歳神社の東川宮司に、奉納能は大倉流小鼓方十六世宗家 大倉源次郎師にお願いしました。

神事の実施2
  • 杉浦:山麓蔵からの素晴らしい景色のなかで、厳かな祝詞の響き、小鼓演奏が奏でる音色が、古来より農耕と神事は一体であり、能楽のルーツもそこに根ざしていることを実感させてくれました。そして、日本酒もまた農耕と関係する日本の大切な伝統文化です。神事・芸能・日本酒の取り組みは、今後も継続してゆきたいです。

神事の実施3
杉浦英二

商品紹介

item-pic-dammy
農家酒屋限定
2026年3月の1回のみ出荷限定500セット

S 風の森 農家酒屋 杉浦農園 ver. 2025 (720ml、1 本)

秋津穂 特別栽培米 酒粕 (500g)付き


 

4,350円(税込み)*送料別

杉浦農園と沢山の援農者の皆様で育てた特別栽培米の秋津穂を、
「里山を100年先に繋ぐ」をテーマとする、葛城山麓醸造所にてお酒にしていただきます。
この醸造所は、里山で育ったお米を、この地でお酒に醸し、皆様にお届けすることで、
里山農業を持続可能なものとするものです。お米をほとんど磨かず、
この土地の風土と特別栽培米の個性を最大限に表現。
2026 年 3 月にお酒が出来上がり次第お届けします。

ご注文はこちら